【ご褒美はインプットに対してあげると効果的】アウトプットに対しては何をしたらいいのか分からない!?
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テストでいい点を取ったこと(アウトプット)に対してご褒美を上げるのと、勉強を1時間頑張ったらご褒美を上げる(インプット)のでは、どちらも頑張ったことに対してご褒美を上げていますが、インプットに対してご褒美を上げるほうがより効果的という結論がでました。
なぜインプットに対してご褒美を上げるほうがアウトプットに対してご褒美をあげるよりも効果的なのでしょうか。
目の前のことを頑張ればいい?
「勉強を1時間したらご褒美をもらえる」とすると、目の前に与えられたことを頑張ればいいので、目標が可視化されています。
一方で、「テストでいい点数を取ったらご褒美がもらえる」となると、いい点数を取るために何をしたらいいのか自分で考えないといけません。
目の前にあることが「勉強を1時間頑張ること」でその積み重ねが「テストでいい点数を取ること」とはつながらないからです。
勉強をする前に「勉強を1時間頑張ったらご褒美を上げる」と言うのは良くないのでは?
元々絵を描くことが好きな子たちを3つのグループにわけて、ご褒美が子どもたちの行動にどのように影響するのかという実験が行われました。
結果は「絵を上手に描けたらご褒美をあげるね」を言われてから絵を描いたグループは、数週間後ご褒美なしで絵を描いた場合、絵を描くことに使った時間が短くなりました。
ということは、勉強に対しても、「勉強を1時間頑張ったらご褒美をあげるよ」ということは、ご褒美がなければ子供が勉強をするのに悪影響を及ぼしてしまうかもしれ
勉強をやらない子に対しては効果的
元々、勉強をあまり自分から進んでしない、という子に対しては、ご褒美で釣ることは効果的だということです。ご褒美がなければ何もしていないわけですから、ご褒美をエサにすることで、一生懸命やるようになるかもしれない、と考えてしまいますよね。
勉強は「やらないといけないこと」と認識することが大切
勉強をやるようになるのは、子供自身が「勉強はやらないといけないこと」と理解させることです。
自分自身で勉強の必要性を理解することで楽しいとか楽しくないとかは関係なく「やらないといけないこと」として勉強をするようになります。
「勉強しないさい」よりインプットにご褒美を
ご褒美で釣ることはあまり良くないように思えます。しかし、ご褒美で釣ることで「学び」が増えていきます。「学び」が増えるということは、何か興味のあるものに出会う可能性も増えますし、興味があることに出会うことができれば、もっと深く知りたい!と思うようになることだってあります。
ご褒美をあげて、勉強頑張ってね!ではなく、ご褒美をあげることで学習することに目を向けさせ、成功体験を作ってあげることが大切です。
頑張って親から褒められたときの嬉しさややもっと知りたい!と思い、一生懸命調べて分かったときの嬉しさはご褒美をもらったときの一時的な嬉しさとは全然ちがいますよね?まずは成功体験の第一歩としてご褒美はより良い選択肢になるんじゃないでしょうか。